こんばんは。
便利屋サッポロゆみ屋代表の芳賀です。
今回はちょっと前の話になりますが私の祖母が孤独死する所だった話です。
私の実家は苫小牧で父が1人暮らし、祖母も父の家から車で15分位の所で1人暮らしをしていました。
祖母は当時の年齢は85歳と高齢でしたが趣味が散歩と読書と言う人で足腰もしっかりしており買い物なども自分で行けたりするそこそこ自立の出来ている高齢者でした。
ただ会話が少し成り立たない、同じ事も何度も言うなど呆けている所があったのですが父や私はその事を余り考えず元気なばあさんだな。と思っていました。
私は札幌に在住してはいましたが月に何度かは苫小牧に行き祖母の様子を見たり実家に顔を出していました。
私がこの仕事をして3年程たったそんな初夏のある日、何故かは分からないですが嫁を連れて苫小牧の祖母の家に様子を見に行きました。
鍵はかかっていますが中に人の気配があります。
いつもの事なので持っていた合鍵を使い中に入りました。
入って直ぐです。独特の雰囲気と臭いがあり、直ぐにピンと来ました。
ヤバい、孤独死の空気だ。
すぐに部屋に入り祖母を見ると布団に横たわっています。
慌てて声をかけると返事がありません。
何度か呼びかけ続けるとやっと目を開けてボソボソと「なんだ、来たのかい。もう私は歳だから」などと言っています。
とりあえず生きていてホッとし、近くに水分と食べやすい物を置き直ぐに父に報告し救急車の手配が必要だと言う事などを伝えました。
私の父は私と違いかなり頭が良く機転が利く人物です。
しかし今回ばかりは何故か対応が曖昧で行動が遅く正直ラチがあかない状態でした。
そんな状態でしたので父の了承のもと全て私が仕切り救急車を呼び祖母を病院へと搬送してもらいました。
自分が感じていた臭いは床擦れからの毛穴からでた体液の腐敗臭でした。
幸いにも祖母は一命を取り留め今は施設に入っております。
後々、父と話しましたが私が祖母の家に行く前日様子を見に行ったが椅子に座っておりちょっと元気が無かったので、何かあったら電話しろと言って家を出た臭いは何か臭うな程度だったと言っていました。
そんなに間違った対応では無いと思っていた様でしたが、具合が悪く動けなかったら電話すら出来ない事になると話をし、臭いについては私は職業柄慣れているから直ぐに分かるが知らない人は仕方ないのかなと思いました。
私もそうですが今思えば色々気を付けて置かなければいけない事があったと思います。
まず、祖母の言動を、何だまたすっとぼけた事言ってとまともに取り合っていませんでした。
しかし、祖母はすっとぼけていた訳ではなく本気で呆けでいたんです。
長く近くにいると徐々に呆けて来ている祖母に気がつかず今回の様な事になったと深く反省しております。
祖母が助かり、父にお前が居てくれて良かった。
ばあさんを死なせる所だった。と珍しく父から感謝の言葉がきました。
正直どうして良いのかよく分からず若干途方にくれたらしいです。
この仕事をしているからと言う訳ではありませんが身内が孤独死と言うのは凄く恥ずかしく、悲しい事だと思います。
ちょっとでもおかしいな?と思ったら注意が必要だと思います。
父は今も1人暮らしですが最近体調を崩しているのでよく様子を見に苫小牧に行っています。
お心当たりのある方は注意してみて下さい。
と言う私の実体験のお話でした。
弊社では今、ゴミ屋敷、ゴミ部屋のお片づけに力を入れております。
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